浴室の水垢が気になる・・・
本日はそんな声にお応えします。
浴室にこびり付くあの白い水垢・・・
気になりますよね^^;
けれど一度固まってしまうと、なかなか簡単に取れないのが水垢です。
まず大前提として知っておいて頂きたいのが、、、
水垢は大まかに二種類ございます。
- 炭酸カルシウム
- ケイ酸カルシウム(シリカスケール)
順を追って説明していきます。
まずひとつ目は炭酸カルシウムで形成された水垢。
これは比較的簡単に取れます。
クエン酸などを染み込ませ、カードで削り取ることができるのもこの水垢です。
もうひとつがケイ酸カルシウム、別名シリカスケール。
厄介なのが、このシリカスケール。
「ケイ素」が主成分なのですが、これは鏡やガラスなどを構成する成分でもあります。
つまりめちゃくちゃ硬いということです。
一度ついてしまうと、酸性洗剤では反応しないので、除去するのは容易ではありません。
そんなシリカスケールに、唯一反応するのが「フッ化水素酸」、略して「フッ酸」とも呼ばれます。
ちなみにこの洗剤は劇薬です・・・!
業者じゃないと手に入れることはできませんし、取り扱いも注意が必要なので、シリカスケールを除去する場合は必ず専門知識を持った業者に任せましょう。
では、早速始めていきます。
今回、クリーニングさせて頂いた浴室がこちら。
「炭酸カルシウム」と「シリカスケール」がハイブリッドのように混ざり合っています。
少しわかりづらいかもしれませんが、濃い白色が炭酸カルシウム、薄い白色がシリカスケールぐらいに思っておいて頂ければ大丈夫です。
ちなみに「フッ化水素酸」を使うときは、極力、鏡を外して作業を行います。
ケイ素に反応するフッ化水素酸はシリカスケールだけじゃなく、鏡も溶かします。
付着したら大変なことになりますね^^;
準備が完了したら、それぞれにアタックしていきます。
一回目 塩酸 フッ化水素酸
二回目 フッ化水素酸のみ
三回目 塩酸 フッ化水素酸
かなり綺麗になりましたね^^
ここからさらに整えれば、、、
最終的にはこのようになります!
いかがでしょうか。
壁面が完全に乾いた状態でも水垢はもう浮かび上がってきません。
これで完成です。
それにしても、こびり付いてしまうとやはり水垢は厄介です。
積極的に擦り過ぎれば素材に傷がいってしまいますし、洗剤の力でしっかり溶かしてあげながら、除去してあげるのが大切なんですね^^
いずれにせよ、綺麗になって良かったです。
お客様にも喜んで頂けましたし、
徹底的にやった甲斐がありました^^
ここまでご覧になって、自分家はどうだろう・・・と気になってしまった方はぜひご連絡下さい。
徹底的に磨き上げます♪
それではまた。